過失割合

過失割合は、主に自動車保険で使われる用語で、「責任割合」とも呼ばれ、自動車同士の衝突など相手がある事故の場合における「本人の責任割合」をいう。具体的には、道路交通法や運転慣行、また過去の判例(事例)などを元に算出される。通常、当事者間(加害者と被害者の間)での損害の公平な分担を図るため、損害額から責任割合相当分を差し引いて賠償することになり、これを「過失相殺」という。例えば、甲さんが事故に遭って、甲さんの過失が3、相手方の乙さんの過失が7だったとする。この事故で、甲さんのクルマの修理代が100万円だった場合、乙さんの過失である7割にあたる70万円が相手方の乙さんから支払われる。また、この逆に相手方の乙さんのクルマの修理代が50万円だった場合、甲さんは過失の3割にあたる15万円を支払わなければならない。